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わたしの読書感想文たち
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「風が強く吹いている」 三浦しをん
JUGEMテーマ:小説全般
 
映画の興奮が冷めやらなくて、原作も読んじゃったー!!
あの爽快感はもちろん変わらず。私まで走り出したくなる。
映画では描き切れてなかった部員1人1人の背景がきちんと描かれていてさらに感情移入できました。1人1人それぞれ、走りながら自分と戦ってるんだなぁってひしひし胸に迫ってきた。部員同士の絆も、より深く描かれていたので、10人全員のイメージがよりリアルに描けました。特に、映画ではまったく違いが分からなかった双子の違いが明確に打ち出されててよかった。新鮮な驚きでした。
映画では走はただひたすらに走る天才、みたいな描かれ方しかしてなかったけど、小説ではみんなと同じように自分のことが分からなくて、悩んでる姿も書かれているところにもちゃんと感情移入できた。別にかっこいいだけじゃないんだよっていう。自分の考えていること、感じていることを上手く言葉で表現できなくて、そんな自分をもどかしいって感じている走の姿が、自分と重なった。
私も、強くなりたい。もっともっと強くなって、自分のことも、相手のことも、ちゃんと見つめて受け入れて、これからの自分がどうなりたいのか、その先までもまっすぐ見つめて伝えられる人間になりたい。
それと、箱根後のハイジと走の姿が少しだけど描かれているのもよかった!映画ではどうなったのかいまいち分からなかったから。原作で描かれてた未来は、期待を裏切らず希望に満ちて輝いててよかった。
それと、映画と違って葉菜子ちゃんが双子のことが好きっていう設定もよかったと思います。映画の設定だと、走が全てを手に入れてる感じ満載だったので。走も普通の人間だよってここでも描かれてる気がしてよりリアルに感じました。

ただ、残念なのは、映画を見てしまったから、もうあのキャストのイメージしか湧かないってことです。もはやハイジは小出恵介だし、走は林遣都だし。他のキャストもしかり。自分の脳内で自由にイメージを膨らませられなくなってしまったっていうのが残念。
あとは、ちょっと最後の方はハイジと走との絆がしつこく感じてしまったのも残念。これは私のせいですかね。誰にも踏み込めないほど深い信頼関係で結ばれ合っている2人、っていうのは十分伝わってきたんだけど、もう最後はそれが尋常じゃないレベルで、若干ひいている自分がいました。笑 たぶん、作者の三浦しをんが”BLが大好き”ってことを公言しているって知ってしまったのも関係していると思います。そんなこと知っちゃったら、この2人もそんな感じかとちょっと思っちゃうじゃん。笑 実際、こんな2人が近くにいたら、うらやましいと思う反面、ちょっと気持ち悪いと思ってしまうかもしれない。ww

まぁ、その2点を加味しても、この小説は本当に大好きな作品の1つです。ふとしたときに読み返しちゃうと思う。


「あせらず歩こう。そうすればきっと、走れるようになるから。」

「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ。」

他にも名言、名シーンがたくさん。私も、人生という長距離走を、自分自身としっかり向き合って生きていこうって思った。支えてくれる家族や仲間はいるけれど、結局走っているときは自分1人。その寂しさも、自由も噛みしめて、迷っても失敗してもいい、全力で、最後まで走ろう。
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